高専ロボコン2022 近畿地区大会に出場しました

posted in: 新着情報 | 0

2022年10月31日(日)、「高専ロボコン2022 近畿地区大会」が開催され、明石高専ロボ研からAチーム「風向明石(フウコウメイシ)」、Bチーム「明兄弟(ライトキョウダイ)」の2チームが出場しました。大会の様子と結果について報告します。

大会概要

今年の競技テーマは「ミラクル☆フライ~空へ舞いあがれ!~」です。3年ぶりの対戦型競技となっており、ロボットが自作の紙飛行機を飛ばして様々なオブジェクトに乗せて点数を競います。

紙飛行機を手前の円形の台(スポット)に乗せると1点、奥の滑走路に乗せると各1点、フィールド中央の横向きの筒(ベースA)に乗せると各3点、フィールド奥の筒(ベースB)に乗せると各5点が入ります。また、すべてのオブジェクトに紙飛行機を乗せるとVゴールとなり、即勝利となります。

近畿地区大会は他の地区に比べ、レベルの高い試合展開が多くとても白熱した大会となりました。

チーム紹介

「風向明石」は全国大会優勝を目標として集まったメンバーで構成されたチームです。
搭載されている機構は数段階に分けて行われた機構設計・コンペティション・改良によって選ばれたもので、再現性と精度にこだわりぬいたロボットです。紙飛行機を発射する機構のモータ回りのユニットにはインホイール方式を採用しており、モータの出力を安定させています。紙飛行機の送り出しは歪な形状のホイールを両側から押し付けることで行い、回転運動のみで送り出しをすることができます。
軽量化をコンセプトにした足回りにパラメータ調整を行い、操縦性の向上に寄与しています。
予選Cグループ第三試合では16点を獲得しましたが、残念ながら全国大会出場は叶いませんでした。

「明兄弟」は全国大会にてロボコン大賞をとることを目標に活動してきたチームです。
Bチームの機体、飛翔号(らいとふらいやぁごう)は機体上部にガトリング式の発射機構、その他ローラー式の発射機構を4つ搭載しています。ガトリング式の機構の発射にはカムとジェネバ機構が用いられており、上下左右の姿勢調整を行うことができます。狙いを定めてスポット上に乗った相手の紙飛行機を撃ち落とす妨害も可能です。また、ローラー式の発射機構はマガジン装填により30発の紙飛行機を発射し、ベースAを狙うことをコンセプトにした機構です。一回目の試合では9点を獲得しましたが、審査員判定で敗北してしまいました。

大会結果

Aチーム「風向明石」はローム株式会社様より、Bチーム「明兄弟」は本田技研工業株式会社様より特別賞をいただきました。残念ながら今年は全国大会への出場はかないませんでしたが、3年ぶりの現地開催の地区大会に参加したことで、会場の雰囲気や作業などを初めて経験する部員も多く、とても良い経験になったと思います。

YouTubeでライブストリーミング配信された大会の映像をこちらからご覧いただけます!

高専ロボコン2021全国大会 ライブストリーミング映像
[(410) 【完全版】高専ロボコン2022近畿地区大会(10/23) – YouTube ]