2019年3月26日(火)に、「第11回近畿地区合同ロボコン」が神戸市立高専体育館で開催されました。当部からは2チームが出場し、Aチームがデザイン賞、Bチームがアイデア倒れ賞を受賞しました。
今年の競技課題名は「Bottle-Cleaning Cafe」。高専ロボコン2018「Bottle-Flip Cafe」では、ロボットはペットボトルを配膳するだけでしたが、今回の競技はペットボトルを「片付ける」、そして自作の食事を「配膳する」という2種の要素が求められています。
当部からは2チームが出場しました。両チームともに低学年主体で活動しました。
- Aチーム「たこやっ機」
「最速Vゴールで優勝」「安定感のある強いロボットを作る」を目標としてロボットが製作されました。
今後の競技に生かすために、自動制御で競技を達成することを目指しました。そのためロボットは全自動で競技が可能な仕様になっています(ただし本番は調整が間に合わなかったため手動操作で競技をこなしています)。
ペットボトルはエアシリンダで掴みます。すると内部に取り込まれ置きやすい位置までペットボトルが自重で移動します。あとは押し出すだけでペットボトルを置くことができます。食事は発射することで配膳を行いますが、発射機構には高専ロボコン2018「明明明明(あかし)」の発射機構を参考にしています。
デザイン面では、ロボットを正面から見ると猫に見えるようになっています。
食事は「たこ焼き」(明石焼きだとただの黄色い球体になってしまうとのこと)。ペットボトルのキャップを入れることで安定した着地を実現しています。試合は1回戦第2試合から始まりました。相手は舞鶴高専Aチーム。Vゴールはできませんでしたが、ペットボトルを置いていたことにより勝利しました。
2回戦第1試合の相手は香川高専高松キャンパスAチーム。相手チームが35秒でVゴールし、敗退となりました。
表彰式では、猫に見えるデザイン等が評価され、デザイン賞を受賞しました。その他、エキシビションにも出場しました。 - Bチーム「a 菓子」
チームの目標は「ロボコン大賞」。「全試合で相手を圧倒できるような「勝てる」ロボット」「全試合でみんなに見たいと思ってもらえるような「魅せる」ロボット」どちらにもなれるオールラウンドロボットを目指しました。
こちらのチームも、自動制御で競技を達成することが可能な仕様になっています(ただしこちらも同様、本番は手動操作で競技をこなしています)。
ペットボトルはロボットが動くことでかきとり、ペットボトルの自重で機構に装填されるようになっています。食事は回転させる機構により慣性で飛ばして配膳します。
デザイン面では、ロボットの側面にお菓子のイラストがちりばめられています。
食事は「ラズベリーパイ」。お菓子のラズベリーパイとシングルボードコンピュータのラズベリーパイに掛けています。中身はペットボトルのキャップと細かく切ったストローです。試合は1回戦第7試合から始まりました。相手は大阪府大高専Aチーム。しかし上手く動くことができず敗退となりました。試合では発揮できなかったものの、アイデアが認められ、表彰式ではアイデア倒れ賞を受賞しました。その他、エキシビションにも出場しました。
合同ロボコンについて、2チーム共に賞を受賞したのは今回が初となりました。高専ロボコン2019のルール発表も一か月を切ったと思いますが、良い結果が残せるように、そして楽しくロボコンができるように、研鑽を積んでいきます。これからもどうぞ応援よろしくお願いします。
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※写真は後日公開します。