高専ロボコン2021 近畿地区大会準優勝&特別賞受賞!

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2021年10月31日(日)、「高専ロボコン2021 近畿地区大会」が開催され、明石高専ロボ研からAチーム「明石止水(メイセキシスイ)」、Bチーム「NITANIC(ニータニック)」の2チームが出場しました。
記事の公開が大変遅くなりましたが、大会の様子と結果について報告します。

大会概要

今年の高専ロボコンは昨年と異なり、当初地区大会・全国大会ともにオフラインでの開催が検討されていました。しかし新型コロナウイルスの流行により、地区大会のみ、やむを得ずオンライン開催となりました。昨年同様、オンライン会議ツール「Zoom」を用い、各高専のフィールドからパフォーマンスを行いました。

競技テーマ名は「超絶機巧(すごロボ)」。本年も新型コロナウイルスの影響が懸念され、アイデアが重視されるルールとなりました。昨年と異なり、指定のフィールド・ロボットの台数制限などが定められていますが、ロボット1台当たりのサイズ制限が大きくなるなど、技術的な自由度は高くなっています。

地区大会では全14チームが30秒のプレゼンと2分間のパフォーマンスを行い、審査員により40点満点で採点されます。この得点で最終順位が決まり、最高得点を獲得した優勝チームと、審査員推薦による2チームの計3チームが全国大会に進みます。

選手宣誓

今年の近畿地区大会は、明石高専ロボ研より4年機械工学科 松尾頼人が選手宣誓を行いました!

パフォーマンス

先にパフォーマンスを行ったのはAチーム「明石止水」です!
馬の頭や脚を再現することに特化した機構を搭載するなど、メカメカしい流鏑馬が特徴のチームです。颯爽と駆け抜けながら的を射る技術力と、ロボットの特徴を的確に伝えるプレゼン力で勝負します。
ゆっくり移動しながら1発発射し、次に2連続で発射します。この3発を決め、最後にフィールドを斜めに横断しながら、フィールド角に設置された的を走り打ちするというパフォーマンスでした。しかし、無線非常停止に関するトラブルで最後の走り打ちができないままパフォーマンス終了となりました。すべてのパフォーマンスを披露できませんでしたが、高い技術力を魅せることができ、35点を獲得しました。

Bチーム「NITANIC」は10番目にパフォーマンスを行いました!
海賊をテーマとした二足歩行ロボットや船ロボット、宝箱ロボットが登場し、RPG風のストーリーでお送りしました。スゴ技プレゼンにてご紹介した二足歩行ロボット「あゆみちゃん」は関節の動きを再現して自立し、歩行することができるようになっています。また、船ロボットは自動制御による経路追従や、搭載している距離センサ付きカメラで対象を捕捉し、発射機構のターゲティングを行います。
大会前日のテストランでは、思うように二足歩行ロボットが動かず心配されたところもありましたが、本番は無事歩行することができました。審査員による得点は31点となり、残念ながら全国大会出場はできませんでした。

大会結果

Bチームはローム株式会社よりローム賞をいただきました。
Aチームは総合準優勝、そして審査員による全国大会推薦枠を獲得しました。
明石高専の全国大会出場は4年連続となり、これまでの連続出場記録を更新しました!

【ライブストリーミング映像】
今大会の様子はYouTubeライブのアーカイブにてご覧いただけます。

リンク:高専ロボコン2021 近畿地区大会
    Aチーム「明石止水」
    Bチーム「NITANIC」

11月28日に開催された全国大会については次の記事をご覧ください。