高専ロボコン2019 2年連続全国出場!

posted in: 新着情報 | 0

2019年10月13日(日)に「高専ロボコン2019 近畿地区大会」が大和郡山市総合公園多目的体育館(金魚スクエア)にて開催され、2チームが出場しました。Aチーム「明石『超』乾燥(アカシスーパードライ)」がアイデア賞を受賞し、また審査員推薦により、2年連続10回目の全国大会進出を決めました。

今年の競技課題名は「らん♪ RUN Laundry(らん・ラン・ランドリー)」。ロボットによる洗濯物干しです。市販のTシャツ・バスタオル・シーツを、フィールドに設置された3本の物干しざおに干し、得点を競います。ロボットがやわらかい物(布)を扱うという、今までのロボコンにはない技術が要求されています。試合時間は2分30秒。Vゴールはなく、試合終了時の得点で勝負が決まります。ただし同点の場合は、干された洗濯物の「全体的な美しさ」で審査員判定がなされます。

Aチームのロボット名は「明石『超』乾燥(アカシスーパードライ)」。つい某飲料を想起するネーミングです。全国優勝で優勝するため、「完成度の高いロボットを作る!」という目標を掲げて活動してきました。洗濯物の回収とTシャツ・バスタオルをかける手動ロボットの「スコッピー」と、バスタオルとシーツをかける自動ロボットの「オリオン」で挑みます。
予選リーグ1回戦は大阪府大高専Bとの対戦。自動機が本調子ではありませんでしたが、相手もなかなか得点できず、手動機が得点を重ねて4-0で勝利。2回戦は初戦を16-1で勝利した神戸高専Aとの対戦。1回戦で発生した不具合を修正・調整して挑みました。試合は接戦となりました。シーツの干し位置がわずかにずれたことで満点とはならなかったものの、15-8で勝利し、決勝トーナメントに進出しました。準決勝は予選リーグを11-2、16-0で勝ち抜いた奈良高専Aとの対戦。シーツを上手く干すことができずに12-21で敗退しました。表彰においては、AIマーカーによる自動制御技術が評価され、アイデア賞を受賞しました。また、審査員推薦により、奈良高専A、大阪府大高専Aと共に全国大会出場を決めました。これにより2年連続10回目の全国大会出場となります。現在、更なる安定性向上・スピードアップを目指して鋭意改良・練習中です。国技館での活躍にご期待ください!

Bチームのロボット名は「ɒzz!d(ピザマーシ)」。ロボコン大賞の受賞を目的に活動してきました。ロボット名は、180度回転させても文字として読むことができるというこだわりよう。このチームの名前やデザイン等はピザに関連しています。手動ロボットの「いざ八投(いざはっとう)ピザ○ット」は、ピザ職人をモチーフにしており、明石高専ロボ研が製作するロボットとしては珍しく人型ロボットが製作されました。Tシャツにはピザの絵が印刷されており、たたまれたTシャツをピザに見立て、ピザ職人のように回して射出するというとてもユニークなアイデアです。自動ロボットの「ピ皿(ピザラ)ピ〇ーラ」は、ピザ店をモチーフにしており、シーツをかける動きは、ピザ店のオーナーが両手を広げているように見えるようなつくりになっています。コントロールステーションの外装は、ド○ノピザのピザを入れる箱に似たデザインになっています。勝ち負けにこだわらないからこそできる、ロボットの動きで観衆を魅了することを目指していました。しかし完成が遅れたため、調整や練習する時間があまり確保できずに大会に挑むことになりました。
大会では、思うように動かず、残念ながら予選リーグ敗退となりました。しかし、決勝戦の前に行われたエキシビジョンに選出され、ピザ(Tシャツ)を回して、お皿(ハンガー)に投げ上げるパフォーマンスを披露することができました。このロボットは、11月9日・10日に開催される明石高専祭2019にて展示します。また操縦体験ができますので是非お越しください。詳細はこちら

近畿地区大会出場にあたり、ひょうご科学技術協会、明石高専後援会・同窓会・明機会、そして多くの個人の皆様にご支援をいただきました。おかげさまで今年も全国大会に出場することができました。ありがとうございます。全国大会に向け頑張りますので、引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。

近畿地区大会の模様は、NHK総合(関西地区)にて11月17日(日)13:05~13:59に放送される予定です。また、YouTubeにて簡易ライブストリーミングが公開されています。是非ご覧下さい。

そして、11月24日(日)には東京・両国国技館にて全国大会が開催されます。当日はBS4Kにて19時~21時に放送される予定です。ぜひ応援よろしくお願いします!