高専ロボコン2018 全国大会

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2018年11月25日(日)に、「第31回 アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト 全国大会」が東京の両国国技館で開催されました。

本校は、2018年10月28日(日)に開催された「高専ロボコン2018 近畿地区大会」において、Aチーム「明明明明(あかし)」が審査員推薦により全国大会への出場権を獲得していました。

全国大会の出場にあたり、ロボットの改良が行われました。手動ロボットは、発射機構(包んでポン)も3つから5つに増え、電装がバージョンアップしました。自動ロボットは、大幅に改良が行われました。直動型の発射機構が3つから5つに増え、足回りにも改良が加えられた他、前面には明朝体で書かれた「明明明明」を貼り付け、ロボットの名前を強調しました。電装も追加し、手動ロボットに世界観を合わせています。中央には360度カメラを設置し、迫力のある映像を記録できるようにしました。ペットボトルの中身も、立ちやすくするためにテーブルによって内容物の分量を変えたりしました。しかし一度にたくさんの改良を加えたために、全体的な調整に難航し、練習が疎かになってしまいました。

本校は前日のくじ引きにより、開会式直後の1回戦第1試合に出場することになりました。相手は東海北陸地区優勝校の鈴鹿高専でした。一時的に明石4―鈴鹿3と優勢に試合を進めていましたが、立っていたペットボトル1本が倒れてしまい、最終的には3-3の同点になってしまいました。このため審査員判定となりましたが、相手チームが移動テーブルへの配膳にチャレンジしていたことが評価されたのか、審査員判定の結果は 明石1-鈴鹿4 となり、残念ながら1回戦で敗退となりました。

確かに、1回戦第1試合からの開始ということもあり、時間的なスケジュールにゆとりがなく、直前の調整や動作確認が出来ない状態で、いきなり本番に臨まなければならない状況であったのは確かにそうなのかもしれませんが、そのようなことが製作中や試運転中に想定できなかったことは、全国優勝を目指すチームとして至らなかった点であると痛烈に感じています。

近年、本校は全国大会に出場する機会が増え、特に2015年と2016年は好成績を残したこともあり、当部への期待が高まってきています。かつては全国大会に行くだけでも湧いたものですが、近年では「全国大会に行くのは当たり前」という風潮もあり、私達は一歩上、さらにもう一歩上の結果を求められるようになったと思うと、ロボ研にもまた新たな時代を迎えていると感じています。

今回の大会は、自動制御を始めとして新たな要素が要求される大会となりました。そのため部員は例年以上にさまざまなことにチャレンジしました。大会の結果は振るいませんでしたが、この1年で部員達は大きく成長しました。今大会での体験・経験は必ずこれからの糧となると思います。目標の達成に向けて頑張ってまいります。

また、大会出場にあたりご支援いただきました、ひょうご科学技術協会、明石市、明石高専後援会・同窓会・明機会、ACT135、そして多くの個人のみなさまに多大なる感謝を申し上げます。会場で応援していただいた在学生・卒業生・現旧教職員、保護者の皆様、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

360度カメラで撮影した映像はこちらよりご覧いただけます。迫力のある映像を是非お楽しみください。

※写真は後日公開します。