2017年10月22日(日)に「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2017 近畿地区大会」が舞鶴文化公園体育館(京都府舞鶴市)で行われ、Aチームがアイデア賞を受賞しました。しかし全国大会に出場することはできませんでした。
今年の競技テーマは「大江戸ロボット忍法帳」。2台のロボットが様々なアイデアを駆使し、相手の風船を割り合います。
詳しくはこちら
今回は台風21号が迫りくる悪天候の中での開催となりました。警報が発令されていたため、明石高専の応援団バスが明石から出発できなくなり、応援団として会場入りすることができなくなるという異例の事態に見舞われましたが、個人で応援に駆けつけてくれた先生方・保護者・部員・OBなどで応援席は埋まり、とてもありがたく感じました。
明石高専からはAチーム「C:。ミ(おくとん)」とBチーム「とりおん」が出場しました。
試合の様子はこちら
- Aチーム「C:。ミ(おくとん)」
明石の名産であるたこをモチーフに、3台のロボットを製作しました。それぞれ
・忍べ!たこせんくん
・守れ!たこやきくん
・放て!たこてんくん
という名前がついています。
去年全国大会に出場したメンバーが多くいるAチームでは、相手本陣の風船を遠距離から割る「矢」、自チーム側の本陣に近づきにくくするために展開する釣り竿の「腕」、一度本陣に取り付くとじわじわと相手本陣の風船を割っていく秘密道具「虫」等を駆使し、全国大会で優勝することを目標としていました。
宝物は明石の特産であるたこをイメージしています。
1回戦はシードのため対戦せず、2回戦からの対戦となりました。相手は奈良高専Aチーム。非常に接戦となりましたが、本陣の風船が残り1個のところで奈良Aに本陣の風船を全て割られてしまい、敗退しました。しかしその後のインタビューで秘密道具「虫」が本陣に取り付けられている風船を割るところを実演すると、会場からは大きな拍手が送られました。
- Bチーム「とりおん」
鳥をモチーフに3台のロボットを製作しました。それぞれ
・ぺん太
・ふく郎
・つば助
という名前がついています、
低学年がメインのBチームは、遠距離武器(矢)を持ったロボット2台と、近距離に特化したロボット1台を敵に合わせて使い分け優勝を目指していました。
宝物は八咫烏(やたがらす)をイメージしています。
1回戦は奈良高専Bチームとの対戦。試合途中で”ふく郎”が暴走し、競技は26秒で一時中断となりました。その後両チームとも1台のロボットに30秒のペナルティが課せられた上で試合が再開。残りの1台”ぺん太”が本陣の風船を全て割り、1分19秒で勝利しました。
2回戦は舞鶴高専Aチームとの対戦。しかし舞鶴Aの割るスピードがとても速く、33秒で本陣の風船を全て割られてしまい敗退しました。
結果として、Aチームは”虫”等の独創性が高く評価され、アイデア賞を受賞しました。しかし、全国大会への切符を掴むことはできませんでした。
日頃から応援して頂いた先生方・保護者・OBなどには大変不甲斐ない結果となってしまい、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。
しかし来年に向けての準備は既に始まっています。下級生への教育や技術継承など、さらに部が強くなるためにこれから努力をしていきます。今年の負けから得たものを無駄にしないよう、来年は全国大会への切符を掴み、優勝できるように部員一同頑張っていきます。これからも明石高専ロボ研をよろしくお願いします。
近畿地区大会の模様は、NHK総合で11月23日(木・祝)午前10時5分より放送されます。またNHK公式サイトでも公開されています。熱戦の様子を是非ご覧ください。
※ロボットの詳細情報は後日公開予定です。